皆様お疲れ様です!本日2個目の投稿ということで、少し内容を変えていこうと思います!
企業にとって切っても切れないもの。それは金融機関。
預金取引、融資取引、その他にも場合によってはビジネスマッチングやM&A等での付き合いが発生する会社もあるかと思います。
しかし金融機関といっても様々種類があります。
誰もが知ったるメガバンク
地域金融代表格の地方銀行
地域と共に生きる金融機関 信用金庫
相互扶助を理念とする信用組合
農業事業者の味方JAバンク
全国どこでも窓口があるゆうちょ銀行
利便性◎ ネットバンク
ざっくりと大きなくくりで紹介しましたが、この中に様々な金融機関があります。
どの金融機関との取引をすべきなのか。
何を基準に選べばいいのか。
迷いますよね。
これには答えがないような気がしますが、私が感じている事を一つの基準としてお伝えできればと思います。
まずメガバンクですが、こちらは大企業や、ある程度規模の大きい法人、事務所や自宅から一番近い場合や預金取引だけを考えている場合はアリだと思います。なんせ誰でも知っている金融機関で、見栄えもよく取引先でも口座を持っていれば振込手数料も抑えられる。この辺にメリットがあると思います。
次に地方銀行ですが、メガバンクほどの規模はなくても大きな金融機関ではありますし、地域(同一都道府県内)で仕事をする場合には大体名前も知れています。また中小企業でも大きな金額の融資取引に取り組める体力があると思います。(地銀の規模もピンキリなので、小さい規模感の銀行もあります)
そして信用金庫。こちらも規模感は各信金で様々ありますが、どこの信金でも共通するのは営業が足を使って毎日外回りをしているところです。最近では集金業務は減らす流れになっているので、あまりお金を預かりに来てくれることはないかもしれないですが、よほど毎月集金してほしい理由があれば受けてくれる可能性もあります。 何よりも営業の顔が見えるので一定の安心感があると思います。
信用組合も信用金庫と同じような組織なのでメリットとしては同じかもしれません。どちらが近くにあるか、どちらの営業が肌に合うかそんなところかと思います。
JAバンクはその存在が誰に対してかが明確なので説明は省きます。
ゆうちょ銀行も法人融資の取り扱いがそもそもないので省きます。
ネットバンクについては何よりも利便性が高いので、基本窓口に行かなくても(窓口自体ないですが・・)取引が完結できるところにメリットがあります。融資も非対面で受けられる金融機関もあります。楽天銀行でのビジネスローンの内容を見てみると原則担保提供が必要なようなので、条件面では多少悪いのかもしれませんね。それに金利も。
これらを加味すると、大企業は言わずもがなメガバンク、地銀との取引が多いでしょう。そもそも信用金庫や信用組合の会員資格の範囲を超えてしまうケースがほとんどだと思います。取引があるとすれば創業してからの付き合いで預金のみ、または会員資格の範囲内の時に借りた融資残高が残っている場合でしょう。
では中小企業はどうか。こちらは中小企業といっても大小さまざまですよね。一様に売上高や従業員数などで線引きすることは難しいのですが、売上高5億円くらいまでは近くの信用金庫や信用組合でのお取引がいいのではないかと思います。もちろん、メガバンクと地銀との取引をしなくていいというわけではなく、メインバンクとしてという意味です。
売上高5億円規模の会社ではどんなに借入需要が旺盛でも年商の半分も借入しては少し多いように感じます。(業種、融資の長短、運転・設備などの要因にもよりますが)それでも仮に総額2.5億円の貸し出しであれば現実的に無くはないかなと思います。もちろん、それまでの返済実績や取引ぶりなど加味した上で財務状況も問題ないことが前提です。
実際この金額は信金・信組でも少なくない融資額です。メガバンクや地銀でも少なくない額ではありますが、それでもこのような融資は日常茶飯事に行われています。となるとどっちが借り手に感謝されるかという話になるわけです。
そこはやはり信金・信組の方が感謝はされます。もちろん借り手としても貸してくれた事に感謝します。そうすればお互いよりWINWINだと思いませんか?
お金の貸し借りは会社単位でも個人単位でも信用が必ずモノを言います。その信用はやはり人と人、また一件の融資にかける思いが強い方がより強く生まれると思います。
そうなった時に初めて困った時に助けてくれるのです。
信用がない状況で助けてくださいは通用しません。助ける=リスクを負うと同義だからです。
信用がない人にリスクは負えませんよね?
この関係は信金や信組、場合によっては地銀もそうかもしれませんが、メガバンクの担当者とはなかなか築くのは難しいと思います。語弊がないように付け加えますが、これは決してメガバンクが悪いわけではありません。当然中小企業担当の部署があり、親身になってくれる担当者もいるのですが、メガバンクという立ち位置と役割、そして中小企業担当が決して彼らの花形ではないということに起因します。メガバンクではやはりその役割として大企業の方がよりフォーカスされるということです。
ですので、年商5億円くらいまでの中小企業に関しては信用金庫・信用組合又は地方銀行との取引をメインにする方が得策なのではと思っています。これはあくまでも私の考えではありますが、過去金融機関で働いていたものとして一定の根拠はあると思います。
最終的には経営者様のご判断で口座作成、融資取引に進んでいくと思いますが、お困りの際は一つの判断材料にしてみてください。
たまに定期預金の売込や投資信託の売込があったりするかもしれませんが、余力があれば協力するのも一つです。特に定期に関しては損はしませんので。。ただいったん作ると解約するとき急にゴネ出すのはご愛敬です(笑)
ではまた!
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