以前にも法人カードの利便性に関しての記事を書きましたが、今回はどちらかというと法人カードから得られる経済的利益をポイントに書いていこうと思います。

皆さんは法人カードから得られる経済的利益と聞いて何を思い浮かべますか？

そうです。ポイントですね！

現在だいたいどこのカード会社も100円で0.5ポイントから1ポイントの還元率だと思います。（0.5％～１％）

販管費等の諸経費払いはもちろんの事、税金の支払いから仕入決済などとありとあらゆるところでクレジットカードが使えるようになってきました。個人での利用だと頑張って使っても数十万円程度、年間数百万円の決済ですね。それが事業費の決済で使うと会社によっては毎月100万円、200万円利用する会社も多くあります。特に仕入決済で使う場合は決済額がより多くなる傾向にあります。

仮に１％の還元率のカードを使っていた場合、年間1,000万円の決済で100,000ポイントの獲得ができます。

支払いにポイントを充てる場合、１ポイント１円で利用できるケースが多いと思いますが、航空会社のマイルで利用すれば１ポイント２～３円の価値で利用することができます。

例えばANAのマイルであれば沖縄までレギュラーシーズンで往復18000マイル程度かと思います。割引運賃でも片道20,000円程度しますので、往復で約40,000円。40,000円の往復航空券を18,000マイルで交換できれば1マイルを2.2円の価値で利用できることになります。カード利用しただけで副産物として貯まったポイントですから40,000円丸々得したとも考えられますね。

出張の際利用すれば経費の削減につながります。そして残ったポイントは使ってもいいですし、貯めてもいいのでそこは自由に使い道を選べます。ただ少し注意していただきたいのはマイルを個人利用すること。これは正直いいとも悪いとも私は言えないのですが、顧問税理士の先生に聞いてみるのが一番いいと思います。

何人か税理士先生に聞いたことがありますが、ポイントの利用でそんなにうるさく言わないよというスタンスの先生もいれば、社長の所得になるからよくないというスタンスの先生もいたり結構バラバラです。何となく感じるのはポイントがあまりに大きい場合は・・・という感じの気もします。が、こればっかりは何とも言えないですね。個人利用希望の場合は税理士に確認することをお勧めします！

最後に、商品券や掃除機などカタログから選んで商品と交換という方法もありますが、一般的にはあまり還元率は良くないのでお勧めしません。どうしてもそのカタログの中でしか手に入らないなどの物がある場合はいいと思います。

あくまでもカード利用の副産物なので過度の期待は禁物です。あってよかったな程度に楽しみましょう！