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建設業と資金調達


台風が近づいてきて生暖かい空気が漂ってます。暑さと突発的な雨、そうかと思えば急に晴れてきたりとめちゃくちゃですね。藤沢はそんな感じの天気です。

室内にいても水分を失っている気がするので水分補給はこまめにしていきましょう!

さて、今回は建設業における資金調達について。ざっくりとしていますが、主に資金調達の仕方について書いていこうと思います。

最初にお断りしておきますが、資金調達方法に絶対的な正解はありません。結果的にいい状態になれば短期借入でも長期借入でもどちらでも構いません。その上でどの借入方法がより良い状態を作れるかを考えて借入をしてほしいと思います。

建設業については自前で資材調達をするかしないかで必要なお金も調達の仕方も変わってきます。

まず自前で材料を調達する場合は材料仕入れ資金として必要金額は多くなります。そして調達の仕方は長期資金と短期資金で迷われると思います。これについては社長の意向もあるとは思いますが、個人的には短期で売上の回収が見込まれるのであれば、短期の手形貸付で売上回収後の期日一括返済がいいと思います。

その理由については下記の通り。

・長期資金より利息を抑えられる。

・短期で返済すれば借入金残高を少なくできるので、人件費の増加に対応等の際の長期運転資金調達の際に借入枠を使える

一方でデメリットもあります。

短期の手形貸付の場合期日一括返済なので、仮に仕事が長引いて売上回収が予定通りできなかった場合は手元資金がない場合は条件変更の必要性があります。これは手間もかかるし、条件変更という事でいい気持ちもしないですよね。次回以降の借入の際のイメージの低下にもつながります。

次に材料を元請などが用意してくれるので、自前での調達が必要ない場合は基本的には仕入れが発生しないと思うので、人件費や外注費などの諸経費支払いに対応するものがメインになる為、長期資金を入れて資金繰りの安定化を図るという建付けになるでしょう。

この場合は逆に、短期資金での借入が難しいです。いつまでになんの売上回収があるので、期日一括で返済しますというエビデンスがないですし、主な目的が運転資金に充当する事なので、長期的な期限の利益を受けて、売上の増加を目指すか、経費の圧縮をするか等の対策をする時間を貰うイメージです。

銀行としては短期資金でもありがたいのですが、なんせ融資残高が評価の対象なので短期の期日一括で返済されるとその返済分のインパクトがなかなか大きいという事もあって全部が全部長期資金で進められる事もあるかもしれません。金融機関の言いなりになって自社の資金繰りがおかしくなってしまっては元も子もありません。

借入できればなんでもいいやではなく、借入の方法によって良し悪しがある事も知っておきながら、金融機関と折衝できるようになるのがベストです。もし必要があれば弊事務所でもご対応致しますので、是非ご相談くださいませ。


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