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金融機関の内側


資金調達に頼る会社では金融機関を必要以上に意識してしまう会社もあります。よく耳にするにはあそこの銀行とは付き合いが長くて、こんな事したら悪いからさというもの。

メインバンクなら他行やその他サービス会社のサービスに乗り換えるのには多少抵抗があるのはわかります。それにメインバンクの営業担当がいい人ならなおの事裏切りたくないと思う事でしょう。

ですが、一旦0ベースで考えて見たと時にそのサービスは貴社にとって本当に必要なサービスでしょうか?

金融機関が売り込んでくるサービスには様々なものがあります。

定期預金から始まり、定期積金、国債、投資信託、保険、相続関連業務などなど色々あります。

本当に銀行とのお付き合いは必要か?

上記の金融機関の売り込んできたサービスは本当に必要な場合もあるでしょう。ですが、餅は餅屋というようにその道の専門サービスを利用した方がいいケースもあります。

例えばクレジットカード。法人カードを銀行から作らされている会社も多くあると思いますが、本当にそのカードは貴社にとって最低限のスペックは揃っていますか?サービスとしていいものですか?

私はそうは思いません。限度額が低いのは往々にしてありますし、ポイントにしても微妙。何よりも銀行員はその道のプロではないのでカードのサービス内容などは知りもしないし、聞かれても困るといった状況。

保険や投資信託もそう。銀行員の評価対象として売らなければいけないので、売込はするけど内容はよくわかっていない。そんなケースは山ほどあります。

そんな中で一度契約してしまうとなかなかやめられないという気持ちになってしまいます。

ですが、金融機関の内側からするとどうでしょうか。

もちろん数字の積み上げではあるので、契約は欲しいでしょう。ですが、お客様との取引のメインは融資取引です。融資取引は借入の申込から稟議書を作成し、検印を貰って支店長まで印鑑をついてもらって場合によっては本部の審査部に回して更に承認を貰うという流れで稟議が回っていきます。

その色々な人の目を通していく中で重視される融資のポイントは、役務サービスを受けているかどうかはさほど重要ではありません。もちろん、定期預金や積金に関してはいざという時の保全として見られるので、稟議書にもプラス材料として記載される側面はありますが、無いからといってそれだけで否決になる事はありません。基本的に審査の目線で必要なのは資金使途、返済財源の妥当性、業況の健全性などその借入や事業に関することがメインです。

銀行員としては自分が担当している間に契約してもらえればうれしいですが、瞬間最大風速は契約したときがマックスです。その後担当者が変わったとなればその時の感謝はなかったものとなります。

そう思ったらお付き合いで貴社に不要、又はスペック不足のサービスを無理に契約する必要はないのです。銀行のサービスの中には社長が気に入る素晴らしいサービスもあるかもしれません。しかしながらお願いされたものをいうがままに契約するのはやめましょう。無駄なキャッシュアウトを産むだけです。


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