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金融機関の担当者から実は嫌がられている事5選。これに当てはまっている場合は気を付けて下ささい。


定期的に訪問してくる金融機関の担当者。月1回の定例訪問だったり、融資の時にしか来なかったりと頻度は色々だと思います。訪問頻度が多いからいいわけでもないですし、少ないから悪いわけではありません。社長にとって過不足ない訪問頻度であれば全く問題ありません。

3ヶ月に一回だって、会ってお互いがいい面談ができればそれでいいと思います。しかしそんな中で金融機関担当者としてはこれは困るなあという事がありますので、ご紹介したいと思います。

これは「実は」でもなく「金融機関」に限らず、どの世界でも共通ですよね。まだ支店出発前に連絡をくれればいいのですが、行ってみて初めてキャンセルがわかるという事も稀にありました。どうしても外せない用事ができる事もあります。融資の金消契約を結ぶ日とかでなければそれは本業のビジネス優先で構いません。ただ連絡の一つは入れてほしいのです。その時は社長の中でプライオリティが高くない面談だったかもしれません。しかし、お互いビジネスである以上そこはしっかりしてほしいと思います。

ドタキャンと似て非なるもので、予定を忘れてたという時もあります。これも忘れるくらいなので社長の中でプライオリティが低い場合に起こるのだろうと思います。社長が忘れてたのはもうどうしようもないと思いますが、せめて予定表には書いておいてほしいと思います。確かに資金調達の予定もないし、定期訪問のような近況確認みたいな訪問もあるにはあるので、社長からすると面倒に思う事もあるでしょう。それはわかりますが、お金を借りるときだけかしこまってお願いするのではなく、日々の中で継続的な信頼関係の構築をした方がいいと思います。

会社の決算数値をほとんど見ていないというか理解していない経営者も中にはいます。経理がいればそっちで管理してくれていればいいのですが、その場合はせめて経理の方も同席してもらいたいというのが正直なところです。社長に聞いても明確な答えが返ってこないし、社長も何を聞かれているのかよくわからない状況でストレスフルな時間になってしまいます。せめて融資の話が絡むであろう時は自分がわからないながらも経理の方を同席させてあげると有意義な時間になるかと思います。

しかし経理もいないし、経理処理は税理士に丸投げしているという会社もあると思います。そのような場合でもせめて売上がどんな感じであるか等の肌感でもいいので業況の把握はしておいてほしいです。口頭でのやり取りなので、調子のいいことも言えますが、実際の数値とかけ離れた嘘はいけません。ある程度実態に即した内容である事が望ましいです。

これは語弊があってはいけないのですが、会社の説明をしっかりしてくれていて、時間がかかってしまうのは仕方ないことです。そうではなくて事業に関係ないこと、特に政治や経済等のニュース等で自分の思いを長々と話されるのは困ります。雑談をしてもいいのですが、そのような場合どこかで話を切らないと大抵平気で30分、1時間と時間がたっていきます。担当者としては気持ちよく話していただいているときに話を切るのも忍びないので、適度に切り上げて頂いた方がいいでしょう。ただし担当者との関係もあるので、そういう話が好きな人同士で時間があれば深耕を深める意味でも多少はいいと思います。大体は1時間程度を目安に面談の時間を考えていると思いますので、あまり本題を話す時間が無くならないようにしましょう。

税金を払いたくない気持ちはわかるのですが、毎期赤字続きにする必要はないと思います。中途半端な赤字を毎期作るくらいなら一回大きな赤字を作って、その後繰越欠損金を使って税金の支払いを抑える方が見栄えはいいです。理由はどうあれ赤字は赤字です。節税の為赤字にしてるんだといってそれでも同じように融資してほしいというスタンスで話す方がいらっしゃいますが、決算数値は毎期必ずシステムに打ち込みます。そして自己査定で債務者区分が決定されるので、そこで決まった債務者区分は1年間継続します。その為、ずっと赤字が続いていると破綻懸念先に分類される可能性だって0ではありません。赤字にしているのをワザとしているように言うのは1期だけならわからなくもないのですが、2期、3期と継続されると黒字にできない会社と認識します。仮に本当にワザと継続して赤字にしているのであれば、やめてください。上場企業でもなければ株価の心配もないので、黒字にして多額の税金を払う必要もないと思うのはわかりますが、長い間資金を回すことを考えたら黒字にしておいた方がメリットが多いと思います。

メガバンクの金利が安いのは事実です。しかし、メガバンク然り、メガ地銀然り、企業体力が違いますし、成り立ちが違います。ましてや自社が借りているわけでもなく、他社が借りたときのレートを人づてに聞いてそれを金利交渉の中で話を出されても、どうしようもできません。場合によってはメガバンクに追随することもあるかもしれませんが、たいていの場合はメガバンクの金利をくぐるのは難しいと思います。正直金利だけを見て資金調達をするのはお勧めしません。仮にメガバンクから資金調達していて低い金利で借りていた場合に、そのレートを基準に置くのは不毛なやり取りになると思います。金利交渉をするのであれば、現在のレートから少し下げてほしいという依頼をする程度でいいと思います。殊更にメガバンクがこのレートだから併せてほしいと言っても、ではメガバンクで面倒を見てもらっては?となる事もあります。

今回の5選いかがだったでしょうか?少し自分の経験色が強いので、そんなに頻繁に起こる事でもないかもしれませんし、別にそんなことは気にならないという担当者もいるかと思います。それもそうです。同じことをされても何とも思わない社長もいれば、ちょっとなぁと思う社長もいます。すべては人次第なところがあります。ですが、恐らくドタキャンは誰しもが嫌ですよね。あまり金融機関に迎合する必要はないですが、お互いビジネスとして対等であることを考えれば、相手の事を少し気にかけてあげると円滑なコミュニケーションをとることができるんじゃないかと思います。一方で金融機関側でも、時間管理や言葉遣い、態度など、金融機関の人間として節度をもって行動してほしいと思います。


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