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経営者のマインドとは?会社員とはどう違うのかを知る事は何かのヒントになるかもしれません。


最近では学生のうちから企業する人も徐々に増えている一方で、やはり多くの経営者が一度は会社員として勤務していた方が多いのではないでしょうか。会社員として勤務しているうちは会社の決まり事を守った上で会社の進む方向に自らのマインドを向けて成果を出していく事が求められます。しかし経営者になってからは法律の範囲内であればルールは自分で決めれらます。勤務時間も、営業方法も、数字の目標も全て勝手には降ってきません。自ら決めていく必要があります。その点でも色々と会社員とは違う事が多いと思います。しかし私が思う大きな違いはもう少し違う点にあると思っています。

経営者は会社全体の数字や人を管理する一方、管理職であっても部分的な数字や人を管理することはあっても対外的に経営責任を問われることはありません。対外的な責任は全て経営者(経営陣)に行きます。如何に経営の視点を持った管理職であっても最終的な責任は経営者です。その点では会社員は出世を目的とする場合対内的なところで×を付けないような意識が強いように思います。しかし経営者は対内的に×が付くこともありますが、こと中小企業においては社長=株主なので解任されることはありません。そういった意味では目線は対外的なリスクに目が行くことになります。もちろん数字や人的管理の面で内側にも目を配らせる必要はありますが、対外的な面に重きが置かれるます。そこで私が思う経営者と会社員の大きな違いは、リスクマネジメントの視点にあると思います。

リスクマネジメントとは様々な場面においてリスクをどの程度許容して判断をしていくかという事です。経営リスクには様々なものがあります。資金繰りのリスク、取引先のリスク、仕入れ先のリスク、投資のリスクなど会社を継続して経営していくには様々なリスクを管理していく事が求められれます。その中で守ってばかりでは何も進まないので、経営者としてどのリスクはとってもいいかを選択していくマインドが必要になります。極端な例を挙げるとすれば、対銀行に対していい決算だと思わせたい為に粉飾決算をするかしないか。これは通常考えるまでもないですが経営者が追い込まれた状況の場合資金繰りのリスクと粉飾による対外的な信用リスクを天秤にかけるわけです。その上で間違った経営判断をすることもあります。

一方で、業績が悪く銀行借り入れは難しい状況を一旦飲み込んだ上でノンバンクから高金利では借入できる場合、金利負担による返済リスク

はありますが法的なリスクはありません。どちらのリスクなら許容できますかという判断が求められるのです。

要するに何かしらの選択をするにあたってそれぞれの選択肢の裏にはどのようなリスクが隠れているかを考えていく必要があります。会社員時代には意見出しはするものの、その先の最終決定は役員以上経営陣がすることになりますのでより踏み込んだ視点といえるかと思います。

このようなリスクマネジメントの視点は会社員時代にはほとんど考える機会はないのではないでしょうか。もちろん経験や職種によっては様々な経験をされていると思いますので、そのような事も考えながら仕事をしていた方もいらっしゃるでしょう。ですが仕事の仕方も、方法も自分で作っていく中で忙しさに忙殺されて正しいリスクマネジメントの視点が持てなくなってしまう可能性も0ではありません。その為経営者には常にその選択にはどのようなリスクがあるのかも視点として持っていてほしいと思います。もちろん様々選択肢がある中で全ての事柄を考えることは不可能ですので小さい事柄や低リスクの事柄については権限委譲することも必要だと思います。ただし、最終的に責任を負うのは経営者であるという事を忘れずにしていってほしいと思います。


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